出発地⇄目的地を自由に設定し、真方位・大円距離・自然時(太陽時)を一画面で。
ルート線は大円航路を描画。マーカーはドラッグ移動に対応し、逆方向(↔)切替もワンクリック。右下パネルで均時差(Equation of Time)と標準子午線・経度補正を自動表示します。
このページの目的
- 「あちこち方位」との機能差を分かりやすく比較
 - 本アプリ(方位盤+自然時時計)の使い方・特長・想定ユースケースを紹介
 - 奇門遁甲・金函玉鏡の実占や移動計画での実務的な使い勝手を提示
 
まず結論(要点サマリー)
- 地名検索+GPSで出発地と目的地の“両方を確定し、真方位角と大円距離を即時に出します。
 - 方位盤(16方位)を針で回転表示。境界付近は「◯◯よりの◯◯」と日本語でバイアス注記。
 - 自然時(太陽時)パネルに、均時差グラフ・標準子午線(LSTM)・経度補正をセットで表示。
 - マーカードラッグ移動・↔逆方向切替・SNS共有・UI一括非表示に対応。
 
※本アプリは 真方位基準で、出発地→目的地の初期方位角(initial bearing) と 大円距離 を算出します。磁北や偏角の手動切替は用途外(奇門遁甲・金函玉鏡の方位運用に合わせて真方位で統一)。
「あちこち方位」とは(概要)
- 気学・風水・奇門遁甲など方位確認専用の老舗ウェブアプリ。
 - PC/タブレット向け「v2.0」とスマホ向け「S」などの系統があり、地図上に12方位・24方位等の線を描画、偏角設定にも対応。
 - マーカー機能(お気に入り地点の保存)があるが、起点の切替機能は非搭載(マーカーは“お気に入り”用途)。
 
※本セクションは比較のための一般説明です。詳細仕様は公式サイトをご確認ください。
機能比較(あちこち方位 vs. 方位盤+自然時時計)
| 項目 | あちこち方位 | 方位盤+自然時時計 | 
|---|---|---|
| 想定用途 | 吉方位確認(気学/風水/奇門遁甲) | 出発地→目的地の方位判定+自然時を同時表示(奇門遁甲/金函玉鏡の移動計画に最適) | 
| 方位の表示 | 地図に方位線(12/24方位等)を描く | 初期方位角(真方位)を方位盤の針で可視化+日本語方位名(境界は「◯◯よりの◯◯」) | 
| 真方位/磁北・偏角 | 偏角の設定・方式選択あり | 真方位に固定(奇門・金函の実務に合わせて統一) | 
| 出発地・目的地 | 中心(起点)1つを動かして確認 | 出発地と目的地の両方を名前検索/GPSで確定。↔ボタンで逆方向も一瞬 | 
| 距離表示 | (主目的は方位線描画) | 大円距離(km)を自動計算・表示 | 
| ルート形状 | 2D/3D 方位線 | 大円航路(great-circle)を地図上にポリライン描画 | 
| ジオコーダ | (実装世代により簡易検索など) | Nominatimで出発地/目的地とも名称検索(日本語OK) | 
| マーカー | お気に入り保存(起点切替は不可) | マーカーをドラッグ移動。逆方向や再検索と連携 | 
| 自然時・均時差 | – | 自然時(太陽時)、均時差(EoT)、経度補正、標準子午線を常時表示。年間カーブを内蔵グラフで | 
| 共有・UI制御 | – | X/LINE/Facebook/はてブ共有、UI一括非表示(方位盤/自然時/SNSをトグル) | 
| 対応端末 | PC/スマホ(別ページあり) | PC/スマホ(レスポンシブ)。PWAマニフェスト搭載でホーム追加にも配慮 | 
| 価格 | 無料 | 無料(β) | 
※比較は執筆時点の一般的な機能傾向。各サービスは更新で仕様が変わることがあります。
本アプリの特長(詳説)
1) 目的地設定マップ(Leaflet + Turf)
- 出発地:GPSまたは地名検索で設定。
 - 目的地:地名検索 → 初期方位角と大円距離を即算出。
 - ポリライン:Turf.js の 
greatCircleで大円航路を描画。 
2) 方位盤(16方位)+バイアス注記
- 方位盤はSVGで自前描画。針が bearing に追従。
 - 16方位の奇門・金函での実務可読性を重視。境界では主方位に寄せた注記(例:「西よりの西北西」)。
 
3) 自然時(太陽時)を“いま・ここ”で
- 均時差+標準子午線(LSTM)+経度補正で真太陽時を近似表示。
 - 年間EoTカーブを内蔵SVGチャートで即確認。
 
4) ドラッグ&逆方向(↔)で探索が速い
- 出発地・目的地マーカーはドラッグ自由。↔で一瞬にして逆向き検討。
 - SNS共有・UI表示/非表示を備え、画面キャプチャや講義・説明にも便利。
 
使い方(3ステップ)
- 出発地を決める:
- 「GPSで現在地」または「出発地検索」。
 
 - 目的地を検索:
- 地名入力→「目的地検索→方位判定」。
 
 - 結果を読む:
- 画面下に距離(km)・真方位角(°・日本語方位名)・両地点の緯度経度。
 - 右下の自然時パネルで 自然時・EoT・経度補正・LSTM を参照。
 
 
補足:必要に応じて↔逆方向やマーカードラッグ、均時差グラフを活用。
想定ユースケース
- 奇門遁甲:日盤/時盤の実務 … 出発・到着双方を明示し、初期方位角で評価。
 - 金函玉鏡:移動による方位効果検討 … 大円距離と真方位で判定を一貫化。
 - 講座/鑑定レポート … 針・ルート・自然時を1枚図で説明。
 
注意事項・制限
- ジオコーディングは Nominatim を使用。検索精度は地名の曖昧さに依存し、リクエスト制限や応答遅延があり得ます。
 - 自然時の計算は簡易モデル(均時差+経度補正)です。サマータイムやローカルタイムゾーンの特殊運用は近似扱い。
 - 真方位固定運用です。磁北/偏角切替は不要な場面を想定(奇門・金函の現場運用に合わせた設計)。
 
よくある質問(FAQ)
Q. 偏角(磁北)に対応しますか?
A. 本アプリは真方位を前提に設計しています。奇門遁甲/金函玉鏡での運用上、真方位基準の一貫性を優先しています。
Q. 方位盤は8方位表示にできますか?
A. 内部は16方位で運用しています。8方位評価が必要な場合は、表示方位名の主方位を読み替えてください(境界は「◯◯よりの◯◯」で補助)。
Q. 近距離の厳密性は?
A. 初期方位角(bearing)は出発地点の接線方向です。近距離では目的地へ進む角度とほぼ一致しますが、長距離では方位は大円に沿って変化します。実務では初期方位角で評価します。
Q. スマホでの使い勝手は?
A. レスポンシブ対応。将来的にPWA(ホーム追加)でのオフライン補助も視野に設計しています(現状はオンライン前提)。
データソース・技術
- 地図:OpenStreetMap © Contributors(Leaflet)
 - 距離/大円:Turf.js 
haversine/greatCircle - ジオコーダ:Nominatim(言語ja指定・アドレス/タイムゾーン拡張)
 - UI:SVG(方位盤/グラフ)+ドラッグ保存(localStorage)
 
  
  
  
  
