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透派奇門遁甲について
2冊の書籍で透派奇門遁甲を実践
透派といえば、日本では、佐藤六龍氏。
私も最初は、佐藤六龍氏の著書で多くを学びました。
かなり難解ではございますが、順を追って学べば、必ず自分のものにできます。
佐藤六龍氏の香草社が出版元の著書を数点あげておきます。(現在香草社は解散しております)
以下の2冊があれば、奇門遁甲の立向盤・座山盤を作成できます。
今現在では、大変入手困難になりつつあります。
「奇門遁甲活用秘儀」では盤の作成方法を学びます。方位術以外にも、「命理」といって、その人の生まれ持った運勢も占えます。
「立向座山 遁甲盤完成図」は、難解な作盤作業ができなくても、「干支・陰陽・局」がわかれば、完成した「遁甲盤」を手に入れることができます。
かなり古い本なので、読めるレベルであれば買いです。
佐藤六龍氏の透派は、非常に難しく、年盤・月盤・日盤・時盤を正確に作盤できる人ははたしているのでしょうか?
私自身が作盤して販売している遁甲盤以上のものはまず入手不可能だと思ってください。
透派奇門遁甲盤の見方
奇門遁甲盤の見かた 透派奇門遁甲
遁甲盤の見かたを説明いたします。
以下の例は、透派奇門遁甲の鑑定書の説明です。
まずは下にある抜粋した画像を見ていただき、番号に応じた説明が書いてありますので参照されてください。
①八方位のうちの東。この方角へ移動します。
②この枠は現れないときもあります。黄色の四角が多いほうが運気が高い。
③天盤乙の象意。求安は安定・家庭和合・治病に良いとされます。
奇門遁甲では、運気を上げるために移動を起こしますが、その運気アップの目的こそが、この天盤の象意に書かれた内容です。
要するに、安定や家庭和合を望む場合は、東へ移動することになります。もちろん②の運勢も参考になります。
※追加です(3.5) 八門に関して、運気アップには、三吉門(休門・生門・開門)または景門をご利用ください。
④は、この方角を利用するにあたっての総合評価です。場合によっては、吉でも使えないときもあります。
ピンクで色付けをした方角以外は使うことができません。これは絶対的なルールです。
吉運気の強さは、大吉 > 小吉 > 吉になり、凶運強さは、大凶 > 小凶 > 凶となります。
⑤は、天盤と地盤の配合についての評価です。
良いに越したことはありませんが、重要度は中~高。
⑥は、吉格といって、重要度はかなり高めです。
吉格は、そう多くはないので、吉格に該当するものがあるときは、進んでこの方位を選ぶことをお勧めします。
⑦は、凶格といって、重要度は高く、気を付けないといけませんが、背景がピンクの場合は、利用することができます。
⑧はには、盤のタイプが入ります。座山・立向 / 時盤・日盤・月盤・年盤 のどれかが入ることになります。
⑨鑑定する年月日
⑩時盤の場合の時間帯
⑪干支(えと)局数
鑑定書の見かたをまとめると、
- まずは方角のマスがピンクであること
- ⑥の吉格があるかどうか
- ③の使用目的、すなわち運気を上げたい目的に合致するかどうか
- あとは、⑦凶格がなく②⑤が良い内容であれば最高の方角といえます
基本的な鑑定書の見かた・利用法は上に書いた通りですが、最終的にはご自身で実践してみて、ご自身なりの運気アップ方法を見つけるほうが楽しいのではないでしょうか。
設定した目的地へは寄り道をせず、できるだけスムーズに運べるよう、計画を立てましょう。公共機関を利用する場合は、乗り物へ乗る時間が出発時になります。流派により、方角の角度の違いがありますが、私の鑑定では、全ての方角の角度は45度です。
透派奇門遁甲 日盤・時盤の利用方法
透派(とおるは)においては、事細かな利用方法は特に記されておりません。
あくまでも、利用する方位が吉運方位であるかどうか。
ひとつ言えるとしたら、財運などに良い方位を利用する場合、取引の大きさにより、時盤 < 日盤 < 月盤を利用する傾向にあります。
また、日盤利用において、どのような経路で目的地へ向かうか、どのように現地で過ごすかなどの明記もされておりません。
しかし、他の流派では利用方法が記されているので、意識しすぎるのはどうかと思いますが、【 活盤奇門遁甲 日盤・時盤の利用方法 】を参考にすることをお勧めいたします。
奇門遁甲の応期について
行動と応期の関係を解説 応期は「透派奇門遁甲」利用に限定します
各遁甲盤と応期の関係を解説(日盤編)
応期の見かたを知らないと、特に透派奇門遁甲では、効果を得ることが難しくなります。
時盤・日盤・月盤・年盤の応期の考え方は全て同じです。
では、見本の2020年7月16日の日盤を見ていきましょう。
①日盤 2020年7月16日 日の干支は庚申(かのえさる)陰4局の日盤を見本として見ていきます。
日盤のピンクの個所が利用可能な方位となりますので、日盤を見て、どの方位を利用するか決定します。
今回は北の方位を利用します。
象意が求勝で、ギャンブル・勝負ごとに良さそうなので、運気を上げるために日帰りまたは一泊旅行に出かけるとします。
③の7月のカレンダーの緑の囲み枠です。
日盤の北方位の青丸で囲んだ壬(じん)が天盤、下の辛(しん)が地盤です。
透派奇門遁甲では、天盤にあたる壬の象意を中心に、どのような効果があるか見ていきます。
求勝とあり、勝負、ギャンブル、闘争とあります。この象意にまつわる効果が期待できるということです。
次に応期の出し方を見ていきます。
まず、日盤の北方位の天盤は”壬”なので、陰遁の応期盤表から、北方位に”壬”が入っている応期盤を探します。
なぜ陰遁の応期盤かというと、①日盤の真ん中に、日付と日の干支(庚申)と陰4局とあります。
年盤・月盤は陰遁しかありませんし、利用しませんので無条件に陰遁になります。
日盤・時盤は陰・陽遁があるので、先ほどの”陰4局”の陰を見るわけです。
最初にある陰遁応期盤表から探し出したものを②として、抜粋しましたので見てください。
まず、北に”壬”(青丸囲み)がある事を確認します。
7月16日の日盤と同じで、応期盤も北に”壬”を選ぶわけです。
その応期盤表の中央に”戊”(ぼ)とあります。
その”戊”を戊日と呼びます。
その”戊日”にあたるものが応期となります。
7月のカレンダーで、戊の付いた日を探すと、24日に”戊辰”とあります。
そのあとも、10日間隔で戊の付く日が訪れます。
そして一番パワーが強いのが最初に訪れる24日の戊辰になります。
今出ている、戊辰は六十干支の1つで、その十干と十二支の組み合わせである六十干支は全部で60あります。
六十干支が一周するまで応期が訪れるとされてるので、60日間にわたり、6回戊日がめぐってきます。
応期の過ごし方ですが、特に応期には、運気アップ効能を意識した生活・行動をしてください。
意識することにより、自ら運気アップを望む行動を起こすはずですし、常に意識することで、引き寄せの効果もあります。
奇門遁甲の精神的な効果もあり、日々の生活の中にハリや楽しみも見つかるはずですので、前向きに人生を楽しみながら過ごしましょう。
きっと素敵な人生を送ることができるでしょう。
吉格の効果的な方位応用法
吉格の効果的な方位応用法
透派奇門遁甲には、14種の「吉格」というものがあります。
通常の吉方位は背景が「ピンク」ですが、吉格の入った吉方位の背景は「黄色」になっています。
その「吉格」が入った方位をできるだけ優先的に利用することをおすすめします。
そして、「吉格」の最も効果的な利用方法を以下にまとめました。
利用例として、[1]婚姻の場合は、年盤または月盤の吉格の入った吉方位(黄色の背景)のマスの中にある「吉格」に「①地遁 ②竜遁 ③虎遁 ④風遁 ⑤雲遁 ⑥乙奇得使」のいずれかが入っている方位を利用します。
■ 盤の種類の運気の強弱は、年盤>月盤>日盤>時盤の順です。 ※盤の種類が一つしかない場合はその一つを利用
■ 吉格の運気の強弱は、①>②>③>④>⑤>⑥>⑦の順です。
方位極秘 奇門遁甲天書評註 著 張 耀文/訳 佐藤 六龍 P174より引用