- 透派奇門遁甲について
- 透派奇門遁甲盤の見方
- 奇門遁甲の応期について
- 吉格の効果的な方位応用法
- 🎯 具体的な応用例:婚姻の場合
- 📊 効果の強さ:盤の種類と吉格の序列
- [1]婚姻:輿入れ(上流家庭への嫁入り・婚礼)
- 縁作り
- [2]生産:安産の方位
- 妊娠の方位
- [3]治病(ちびょう)病気を治す
- [4]埋葬(ばいそう)
- [5]就職(しゅうしょく)
- [6]交易(商売・物品交換・ビジネス全般)
- [7]借貸(しゃくたい:融資・契約・金銭の貸し借り)
- [8]訪問(人をたずねる・面談・訪問営業など)
- [9]訴訟(そしょう)
- [10]捕賊(ほばく)盗賊・不正摘発・不審者対策など
- [11]旅行(開運旅行・レジャー・吉方位取り)
- [12]移転(引っ越し・住まいの移動)
- [13]建築(新築・増改築・着工など)
- [14]買物(大きな買い物・契約購入・投資的支出)
- [15]娯楽(レジャー・気晴らし・遊び全般)
- [16]試験(受験・資格試験・面接など)
透派奇門遁甲について
📘 2冊の書籍で透派奇門遁甲を実践
日本における透派奇門遁甲といえば、佐藤六龍氏が代表的な存在です。
私も初めは、佐藤氏の著書から多くを学びました。内容は非常に難解ではありますが、順序を追って学べば理解できるようになります。
透派奇門遁甲を実践するために必要な基本文献は、次の2冊です:
- 奇門遁甲活用秘儀:盤の作成法と「命理」まで扱う総合書。
- 立向座山 遁甲盤完成図:干支・陰陽・局さえわかれば遁甲盤を確認できます。
これらは現在では入手困難な古書となっており、読み取れる状態のものを見つけたら購入をおすすめします。
なお、佐藤氏の透派奇門遁甲は非常に難解で、年盤・月盤・日盤・時盤すべてを正確に作盤できる方は限られています。
私自身が作盤・販売している遁甲盤は、透派奇門遁甲の中でも特に精度の高い内容です。
これ以上の完成度を持つものは、まず入手できないとお考えください。
ご購入や実践方法の詳細は以下をご覧ください:
透派奇門遁甲盤の見方
以下は透派奇門遁甲における鑑定書の見方です。画像の各番号に対応する形で解説します。
- 八方位のうちの「東」:この方角へ移動することを意味します。
- 黄色の四角:この枠が現れない場合もありますが、四角が多い方が運気が高くなります。
- 天盤の象意(例:天盤乙=求安):
安定・家庭円満・治療などに良いとされ、運気アップの「目的」として活用します。 - 総合評価:
ピンクで色付けされた方角だけが使用可能です(これが絶対ルール)。
吉運の強さ:大吉>小吉>吉/凶運の強さ:大凶>小凶>凶 - 天盤と地盤の配合:良い方が望ましいですが、重要度は中~高です。
- 吉格:非常に重要。出現することは少ないですが、あれば最優先で使いたい方位です。
- 凶格:注意が必要ですが、背景がピンクなら利用可能な場合があります。
- 盤の種別:座山・立向、または時盤・日盤・月盤・年盤のいずれか。
- 鑑定対象の年月日
- 時盤の場合は時間帯
- 干支・局数:作盤の基本要素。

- ピンクで色付けされた方位のみ使用可能
- ⑥ 吉格の有無
- ③ 使用目的(象意)が自分の願望に合致しているか
- ⑦ 凶格がなく、②・⑤も良好なら理想的な方位
実践を通じて、自分に合った運気の流れや活用法を見つけるのも透派奇門遁甲の楽しさです。
目的地へ向かう際は、できるだけ寄り道を避け、計画的に移動しましょう。
公共機関を利用する場合、乗車した時刻が「出発時」となります。
※ 方角の角度は、透派でも45度固定で鑑定しています。
📘 透派奇門遁甲の利用方法(日盤・時盤)
透派では、日盤・時盤の利用方法は詳しく明示されていません。
基本は「その方位が吉かどうか」で判断しますが、用途によって使い分けの傾向があります。
- 時盤: 小さな取引・行動/即効性あり
- 日盤: 中規模の移動/外出・参拝・交渉など
- 月盤: 大きな転機・長期効果を狙うとき
他の流派と併用する際は、活盤奇門遁甲の利用方法を参考にするのもおすすめです。
奇門遁甲の応期について
応期は「透派奇門遁甲」利用に限定します
応期とは、吉方位を使ってから実際に運気が作用しはじめる“タイミング”のことです。
透派奇門遁甲では、この「応期」が非常に重要とされています。


🔍 応期の基本的な見方(例:日盤)
応期を知らずに行動すると、透派奇門遁甲の効果が弱くなってしまいます。
応期の計算はすべての盤(時・日・月・年)で基本的な仕組みは同じです。
📅 応期の具体例:2020年7月16日 日盤
- 干支:庚申(かのえさる)
- 局数:陰4局(→陰遁応期盤を使う)
- 使用方位:北(象意:求勝=勝負・ギャンブル)

🔁 応期を割り出す手順
- 日盤の方位(例:北)にある天盤の干=壬を確認
- 陰遁応期盤から「北に壬が入っている応期盤」を探す
- その応期盤の中央にある干支(例:戊)を応期の干支とする
- カレンダーから戊日(例:戊辰)を探す → 2020年7月24日
- 戊日は60日に6回訪れるため、今後も10日前後に応期が継続する
🌱 応期の過ごし方
応期には、目的に合った意識と行動を心がけましょう。
「求勝」を目的とするなら、勝負事・成果を得たい場面に積極的に取り組むことが推奨されます。
- 強く願うことが行動を引き寄せ、運気の作用を後押しします
- 応期には“意識する”ことで気持ちも整い、運を味方につけやすくなります
🌟 応期を知り・活かすことで、奇門遁甲の効果を最大限に引き出し、人生をよりポジティブに導くことができます。
吉格の効果的な方位応用法
透派奇門遁甲には、特別な運気を持つ14種類の「吉格(きっかく)」があります。
通常の吉方位は背景がピンクですが、吉格が含まれている方位は「黄色」で表示され、より強い開運効果が期待できます。
✅ 吉方位を選ぶときは、黄色(吉格あり)の方位を最優先で使用することをおすすめします。
🎯 具体的な応用例:婚姻の場合
以下の条件に合致する方位を選びましょう:
- 使用する盤:年盤または月盤(長期にわたる運気に影響)
- 盤の背景色:黄色(吉格が含まれている証)
- 吉格の種類:以下のいずれかを含むこと
① 地遁 / ② 竜遁 / ③ 虎遁 / ④ 風遁 / ⑤ 雲遁 / ⑥ 乙奇得使
📊 効果の強さ:盤の種類と吉格の序列
- 盤の種類による影響度:
年盤 > 月盤 > 日盤 > 時盤 - 吉格の効果強度(参考順):
① > ② > ③ > ④ > ⑤ > ⑥ > ⑦
出典:方位極秘 奇門遁甲天書評註(張 耀文 著/佐藤 六龍 訳)P.174