奇門遁甲の実践にあたっての概略
奇門遁甲は、遁甲盤の中に書かれた、八方位:東西南北と、その中間の、東南・南西・北西・北東の吉凶を判定して、その、吉方位に移動して、望む運気を引き寄せ、目標を達成するために利用します。
そして、遁甲盤には、四つの種類があります。
「年盤」一年単位で引っ越し方位を判定
「月盤」一月単位で引っ越し方位を判定
「日盤」一日単位で開運旅行や吉方位取りなどの日程を判定
「時盤」二時間単位で日常的なあらゆる移動方位を判定
その用途に応じた、遁甲盤を選び、実践します。
このページに書かれていること・わかること
奇門遁甲とは?
奇門遁甲の流派について
時盤を利用する際の出発時間の話
奇門遁甲の方位とは/方位判定アプリの紹介
奇門遁甲とは?
奇門遁甲は古代中国から伝わった方位術
奇門遁甲とは、昔は兵法として戦術に使われており、かの有名な諸葛孔明は奇門遁甲を用いて百戦百勝だったと云われています。
戦術として用いられていた奇門遁甲は、永い年月を経て、開運の方位術として応用され、現在に至っています。
奇門遁甲の流派について
奇門遁甲の流派について
奇門遁甲にはいくつかの流派が存在します。
そして、実践奇門遁甲で紹介している流派は、二大流派である「活盤奇門遁甲/黒門氏」「透派奇門遁甲/佐藤六龍氏」です。
その中で、最も有名で愛好者が多いのは透派奇門遁甲。
その透派もいくつかに分かれています。
実践奇門遁甲で紹介している透派は、佐藤六龍氏の透派奇門遁甲です。
また、透派奇門遁甲は、例外盤も多く、作盤が非常に難しいといわれています。
そして、もう一つの流派は、活盤奇門遁甲です。
こちらは、黒門氏が先駆者で、世界の様々な占術を使いこなす達人です。
現在では、奇門遁甲といえば、黒門先生だと、私は思います。
また、実践奇門遁甲で販売している遁甲盤は、断然、活盤奇門遁甲の購入者が多いです。
この、二つの流派の遁甲盤は、同年・同月・同日・同時間でも、吉凶の方位は違います。
ですが、私は単に、利用したい吉方位に「吉方位」がある方の流派を利用しています。
はっきり申して、どちらを利用したとしても、みなさまも効果を実感するはずです。
これが、一般的な常識などでは、到底計り知れない、奇門遁甲の凄さだと思います。
私が、いくらここで話をしても、信じてもらえないと思いますので、ぜひ、一度実践してみてはいかがでしょう。
時盤を利用する際の出発時間の話
時盤を利用する際の「時間」の取り扱い方
時盤以外の盤をご利用の場合は、読み飛ばしてください。
ここではまず、時盤を利用する際の出発時間の話をさせて頂きたいと思います。
時盤は、2時間おきに吉凶が移り変わるのが特徴です。
奇門遁甲でいう時間は、標準時ではなく自然時のことです。
標準時とは、簡単にいうと、時計が示す現在の時刻のこと。
標準時も自然時も、明石市の東経135度を基準とします(明石市では、標準時と自然時は同じ時刻)。
自然時の割り出し方は、明石市より西は現在の時間を東経の度数分マイナスし、東は東経の度数分プラスして時刻を割り出します。
スマホのコンパスには、現在地の東経が表示されますので参照してください。
明石市の東経135度地点が現在の時刻なので、東経の測定地点が131度の場合は、135度よりマイナス4度となり、1度の時差が4分なので、標準時よりマイナス16分。
上記を踏まえ、現在の時刻が12時の場合、東経が131度の地点では、(4度 × -4分 = -16分)マイナス16分になり、自然時では、11時44分。
例えば、時盤の12時に家を出発したい場合、現在の時計の時刻で12時に家を出発すると、実際に自然時では、まだ11時44分ということになりますので、現在の時計の時刻の12時16分に家を出発する必要があります。
もうひと例、現在の時刻が12時の場合、東経が140度の地点では、(5度 × 4分 = 20分)プラス20分になり、自然時では、12時20分。
時盤の12時に家を出発したい場合、現在の時計の時刻で12時に家を出発すると、実際に自然時では、すでに12時20分ということになりますので、現在の時計の時刻の11時40分に家を出発する必要があります。
面倒な方はコチラを利用してください。
全国主要都市の自然時の目安。
今のお時間(標準時)に、お住まいの地域の分数を加減した時間が自然時です。
札幌 +25分 / 秋田 +20分 / 仙台 +22分 / 宇都宮 +18分 / 東京 +18分 / 新潟 +15分 / 長野 +12分 / 金沢 +5分 / 静岡 +12分 / 名古屋 +6分 / 奈良 +2分 / 大阪 +1分 / 岡山 -6分 / 広島 -12分 / 山口 -16分 / 高知 -6分 / 福岡 -20分 / 長崎 -22分 / 鹿児島 -20分 / 那覇 -31分
黒門氏の著書「全伝 奇門遁甲 上巻」p72より引用。
均時差利用でより正確に出発時刻を割り出す
均時差とは、地球の自転は、24時間で1回転しますが、実際は季節により、早くなったり、遅くなったりします。それは、太陽を回る軌道が、真円ではなく楕円になっているからで、太陽から遠いと動きが遅く、近いと動きは早くなります。その差異が「均時差」です。
以下は季節による、均時差です。おおよその時差になります。
均時差を加味した例を示すと、先ほどの東経131度の地点の時刻が11時44分の場合で、6月15日に測定したと仮定し、均時差表を参照すると、赤のラインが0分と交差しますので、均時差なしの11時44分となります。
もう一つ例を挙げます。
測定した月日が11月15日の場合、赤のラインがプラス15分と交差しますので、11時59分になります。
これは基本中の基本なので覚えておいてくださいね。
最適な出発時間について。
たとえば、時盤の吉時間が11時~13時の場合、出発時間は、11時~13時の間ですが、一番効果が強い時間は、その時間帯の真ん中の偶数時間である、12時です。
移動する時間は、偶数時間を意識するとよいでしょう。
奇門遁甲の方位とは/方位判定アプリの紹介
奇門遁甲の方位とは、グーグルマップや紙の地図上の、真上が「北」を指した方位のことです。
方位磁針(コンパス)で示される北は、真北とはズレ(磁気偏角)がありますので、活盤・透派奇門遁甲では使用しません。
移動する際の最適な方位について。
例えば、吉方位が北の場合、北東寄り、北西寄りの北へ移動するよりは、北の真ん中近くのほうが、より運気が高くなります。
目的地を設定するために、スマホアプリのダウンロードをお勧めします。
奇門遁甲では、八方位は全て45度に設定します。
「iOS」の場合は、App Storeで「開運方位マップ」を
「Android」の場合は、Google Playで「あちこち吉方位マップ」をインストールしてください。
インストールを終えたら、以下のように設定します。
あちこち吉方位マップ
方位の線
正方位線
偏角を考慮
線の種類
風水45/45に設定。
開運方位マップ
各種設定をタップ
偏角自動設定 OFF
偏角指定 0 または空白
風水 45 度
設定後トップに戻ります。
移動方位が決定したら、その方角内に「目的地」を設定して、移動を開始するだけです。